書評

『人生の勝算/前田裕二』を読んでビジネスの本質を学んだ


今最も注目されている若手起業家の一人、前田裕二さん。

前田さんの創り出した仮想ライブ空間「SHOWROOM」は

SNSの次の潮流として注目を集めるライブストリーミング分野において、

爆発的な人気を誇っています。

そんな前田さんのこれまでの人生を追った『人生の勝算』を読んでみたところ、

ビジネスを成功させる上で大切なエッセンスが詰まっていたので、

いくつかピックアップしてご紹介していこうと思います。

ちなみに目次はこんな感じです。

■目次

プロローグ 経営はストリートから始まった

第1章 人は絆にお金を払う

第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテインメントのかたち

第3章 外資系銀行でも求められたのは「思いやり」

第4章 ニューヨーク奮闘記

第5章 SHOWROOM起業

第6章 SHOWROOMの未来

エピローグ コンパスは持っているかー

 

AKBグループが強い理由

余白があるからこそ、ファンは自分が応援してあげないと、助けてあげないとダメだ、という気持ちになります。

ダンスが下手だけれど頑張る姿に、コンプレックスを克服していく過程にファンが一緒になって熱狂するのです。

こちらはAKBグループを例に現代の消費者の行動を説明した内容。

ルックスやパフォーマンスが完璧で一見非の打ち所のないアーティストは

自分とかけ離れた遠い存在の気がして、親近感を覚え辛いですよね。

一方AKBグループにはダンスが下手だけれど頑張っていったり、

コンプレックスを克服ようと努力している子がたくさん所属しているので、

親近感を覚えるのと同時に、「俺たちが何とかしてやらないと!」といった具合に

自然と応援したくなる要素があります。

そしてこの未熟なアイドルを応援して自分が成長させていいく過程に対して

ファンの人々はお金を支払っているのでしょう。

(前田さんはこの現象をストーリー消費と呼んでいます。)

上記の現象からも分かる通り、

今後のエンタメコンテンツに求められるのは完璧を作り込むことではなく、

あえて付け入る隙(ツッコミどころ)を残すことなのだと感じました。

 

一人の力では地球を動かせない

よくビジネス書では、人に好かれる能力を磨きなさいと説かれていますが、僕は逆だと思っています。人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だと思います。

こちらは前田さんがUBS証券時代、

尊敬している宇田川さんという方から教わったビジネスの極意です。

前田さんは宇田川さんから仕事ができるようになる為の心得として

「人に好かれる」ことの重要性を教わると同時に、

人に好かれる為にはまず自分自身が人を好きになることが大切と教わったそうです。

人に好かれるということは自分自身の努力でどうにもならない部分がありますが、

人を好きになるということは自分でコントロールできる部分で、

自分の努力次第でいくらでも変えていくことができますよね。

Give and takeという言葉もありますが、

私も宇田川さんや前田さんを見習って、

周囲の方々への感謝や思いやりを今一度意識しようと感じさせられました。
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思いやりとは、「他者」の目を持つこと

仕事の基本は、思いやりです。僕らの創り出したSHOWROOMによって、僕らがどうなるか、ではなく、使ってくださる演者さんや視聴者の方々が何をどのように感じるのか。この一点を、頭がちぎれるぐらい日々、考えています。

こちらは前田さんの仕事のスタンスを表した文章です。

すごく当たり前のようで、これを徹底してできている人は少ないと感じます。

人間は自分の目で見えるもので物事を判断してしまいがちですし、

どうしても主観的になってしまう生き物です。

サービスをより良いものにする為に、「他社の目」を持ち、

相手目線でサービスを創っていくことが成功への鍵なのだと感じました。

 

モチベーションはどんな仕事術にも勝る

モチベーションはあらゆる仕事術に勝ります。ビジネスの専門知識や、会計処理能力、語学力、どれもビジネスパーソンの武器にはなると思いますが、「やる気」はすべてを超越し得ます。

何かを頑張ろうとする時、自分自身のモチベーションの源泉になっている

お金が欲しい、他社に認められたい、モテたい、といったエネルギーを活用することが

大きな目標を達成する上で必要不可欠と前田氏は述べています。

私もプログラミングの勉強を始め、過去に何度も挫折してしまった経験がありますが、

今振り返ってみるとプログラミングを勉強することのモチベーションが

明確に定まっていなかったのだと感じています。

高い目標を達成しようと努力し続けることはとても難しいことなので、

ただ闇雲に物事を始めてしまうのではなく、

この目標を達成することで自分は何を得られるのかと、

まずはモチベーションの厳選を明確に見定めることが大切なのだと思い知らされました。

 

終わりを意識しているか

なぜそこまで息苦しく自分を追い込んでいくのか。それは、身近な人の死を何度か経験して、人生には終わりがあるという至極当たり前のことを、強烈に意識するようになったからです。今こうしているうちに人生の残り時間が、刻々と減っていると感じています。

一番印象に残ったのはこの言葉。

人はいつか死ぬというのは至極当たり前のことですが、

身近な人に立て続けに不幸が起こった前田さんが発するこの言葉には重みがあります。

前田さんほど自分を追い込むことができなかったとしても、

時間は有限であり、またかけがえのないものであるからこそ

今を全力で生きなくてはいけないのだと改めて考えさせられる内容でした。

 

【書評】『人生の勝算/前田裕二』はいかがでしたか?

今後の人生について色々と悩まれている方にとっては

自分を見つめ直すきっかけを与えれくれる良書だと思いますので、

一人でも多くの方に本書を手に取っていただきたいと思います!

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