書評

「モチベーション革命」はミレニアル世代の取扱説明書


読みました。

尾原さんは現代の若者(ミレニアル世代)の特徴をよく捉えており、

本書を理解することで、円滑にコミュニケーションが取れるようになると感じます。

※私もミレニアル世代ですが。笑

そこで本日は現代の若者が宇宙人のように感じてしまうあなたに、

本書の主張をピックアップしてご紹介すると共に、

若者の取扱方法についてご説明していきたいと思います。

 

サイゼリアのワインで十分だ

生まれたときから十分なモノに囲まれて育った彼らは、「ないものを勝ち得るために我慢する」という上の世代の心理は理解できないのです、さらに言えば、彼らは上の世代に対し、「達成」にこだわることのアンバランスさを感じてもいます。

「確かに、何か大きなことを『達成』して飲む極上のワインは美味しいかもしれない。でも、『達成』する前に読んでもよくない……? てか、友達とサイゼリアのワイン(マグナム)で気軽に乾杯するほうが楽しいんだけど」というのが本音です。

現代の若者を象徴する内容だと感じます。

私達の世代は、幸いなことに生まれた時から生活に必要なモノが揃っていました。

そして今の生活にそれなりに満足しているので、

向上心を持たない方が増えてきているのだと感じます。

一方多くの企業では「一生懸命働き、結果を残し、出世する」という

ミレニアル世代以前の考え方が今でも主流となっています。

その為、一生懸命頑張らないミレニアル世代との間に亀裂が生じ、

うまくコミュニケーションを図れない一つの原因となってしまっています。

ミレニアル世代と付き合っていく為には、

頭ごなしに成長を促すのではなく、

彼らのモチベーションの源泉を知ることが鍵となってきます。

 

「乾けない世代」の幸せとは?

一方で、「乾けない世代」は、「良好な人間関係」や「意味合い」を重視する人が非常に多いのが特徴です。仕事よりも、個人や友人との時間が大事。何気ない作業の中にも”今、自分がこの作業をやっている意味”を見出せないと、とたんにやる気が起きなくなる。「没頭」タイプの人も多く、「いくら稼げるか」よりも「仕事に夢中になって時間を忘れてしまった」ということに喜びを感じます。

※「乾けない世代」とは「自分の時間」を大切にする、30代以下の世代のことを指しています。

「良好な人間関係」や「意味合い」を重視するのも現代の若者の特徴です。

私たちの世代は「ゆとり世代」と言われる世代で、他者との「調和」を大切にしてきた世代です。

その為、ライバルと切磋琢磨して競争するということは好まず、

みんなで、仲良く、空気を読んで暮らしていくことをモットーとしています。

一方、仕事に対してやる気がないという訳ではなくて、

「私がやりたい仕事」「私が没頭できる仕事」に関しては、

高いモチベーションを持って取り組むことができます。

ミレニアル世代のマネジメントに苦労されている経営者・管理職の方は

一人一人のモチベーションの源泉を把握し、

一人一人が自分の仕事に意味を見出せるようサポートしてあげましょう。
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残業するほど暇ではない

Yahoo!でも、「週休3日」や「新幹線通勤」を実施して、ユーザーが潜在的に求めているものをしっかり観察する時間や空間をわざわざ設けています。こういった動きは、今後あらゆる業界で増えていくでしょう。もはや、終わらない仕事に忙殺され、オフィスのデスクで残業していては、新しい価値は生み出せなくなってきているのです。

こちらもミレニアル世代の特徴です。

かくいう私もサラリーマン時代は「定時帰宅キャラ」を確立していました。笑

消費者のニーズを把握し、新しい価値を提供していく為には、

いかに会社で働いている以外の「余暇」の時間を生み出すかが鍵となってきます。

その為Yahoo!での取り組みにも代表される通り、

企業として勤務時間を減らしていく制度を導入し、

会社として社員のプライベートを応援していくことが、

結果として社員のアイディアを育み、企業の業績を伸ばすことに繋がると感じます。

空気を読むをモットーにするミレニアル世代に対して

「早く帰っていいよ」という言葉だけでは不十分なので、

まずはマネジメントする管理職の方々から早く帰宅することから始めましょう。

 

理想は「ゴレンジャー」?

つまり、チームは単一的ではなく、特撮テレビドラマの「ゴレンジャー」(カクレンジャー、ガオレンジャーなどのスーパー戦隊シリーズの元祖ですね)のように、熱血派のアカレンジャー、知的なアオレンジャー、ひょうきん者のキレンジャーもいて、それぞれの異なる強みによって戦いに打ち勝つことが求められているのです。

明日どうなるか分からない昨今においては、

四方八方から常に新しい課題が降ってくる為、

企業としてそれらに柔軟に対応していくことが求められます。

そんな状況下においては

均一的な性質を持つ社員ばかり集めるのではなく、

それぞれ異なる強みを持ったメンバーを集める方が良いと

尾原氏は述べています。

その為、現代の若手に不得意な分野があったとしても目を瞑り、

彼らの得意な分野に目を向け、引き出して上げることが

企業の継続的な成長を考えると必要になってきます。

お互いの苦手分野をお互いの得意分野でカバーして、

組織としてあらゆる課題に立ち向かっていきましょう。

 

 

「モチベーション革命」はミレニアル世代の取扱説明書はいかがでしたか?

他にも本書にはこれからの時代を生き抜いていく為に必要な考え方がたくさん記載されていますので、

若手・ベテラン問わず、一度読んでみることをお勧めいたします!


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