書評

西野亮廣『革命のファンファーレ』は新時代のマーケティングバイブル


仕事前に早速読みました!

タイトルにも書いてある通り、

現代における「新しい」お金と広告に対する考え方が

非常にうまくまとめられていましたね〜

備忘録も兼ねて、印象的だった主張を

いくつかピックアップしてご紹介していきます。

 

キングコング西野には、嘘をつくメリットがない

大御所に意見をしたり、情報番組のやり方に納得がいっていないことを行動で表明したりすると、オンラインサロンの入会者数が顕著に増える。

僕の場合だと300人増えれば、月の収入が30万円増えることになる。年収は360万円増える。

ブログが炎上し、野次馬が集まり、アフィリエイトの報酬が懐に入ってくる「炎上商法」とは明らかに異質で、オンラインサロンの場合は、意思を明確に表明した覚悟と、その裏事情や日頃の考え方を知る為に、お金が支払われている。

西野さんはオンラインサロンというダイレクト課金の仕組みを持っている為、

スポンサーやテレビ局の言いなりになる必要がありません。

このように自身の収入源を分散させることで

嘘をつかなくても良い環境を自ら作り出している点

他のタレントさんとは決定的に違う点です。

皆が右に進んでいる時に、「左という選択肢もあるよ」と言うことは

旧態依然とした芸能界では煙たがれる存在にもなりますが、

そういった言動を行える人は少なく、一部のファンからは信用を得て、

結果として自身の価値を高めることにも繋がっています。

この考え方は、以前のエボラブルエイジアの一件でも徹底して貫かれていますね。

 

ビジネス書であっても無料公開で売り上げが伸びる

つまり、無料公開の出し場所を散らしてしまえば、情報を回収するコストよりも、本を買うコストの方が安いから、ビジネス書ですら無料公開した方が売り上げが上がる。

事実、本書『革命のファンファーレ』はこの戦略をとり、予約段階で2万部を売り上げた。

西野さんは人が行動する時の動機は常に「確認作業」であると考えていて、

ネタバレしているモノにしか反応しないと考えています。

確かにデパートの食料品売り場の試食を見ていても感じますが、

人は納得したものにしかお金を払わない(冒険しない)生き物ですよね笑

こういった人の性質上、

出し場所を散らし、コンテンツをネタバレさせること

ビジネス書の販売においても重要なになってきています。

SHOWROOM代表である前田裕二さんの書籍『人生の勝算』も

本のプロローグ部分を全文西野さんのブログに掲載して、

アマゾン売り上げランキングで1位を獲得したことがきっかけで、

発売前に重版が決定したそうです。凄い時代ですねw


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『貯金』から『貯信』の時代へ

お金の為の著作権なら尚のこと、権利を開放し、できるだけ多くの人に無料で使ってもらい、そのことで多くの人の生活をバックアップし、「使わせてくれてありがとう」という信用を稼いだ方が良い。

続いてはこちらの主張。

堀江貴文さんもかねてから「お金とは信用を数値化したもの」と仰っていますが、

正にこれからの時代はどれだけ自分の信用を貯めていくことができるのか

という点が非常に重要視されていくと考えています。

クラウドファンディング、オンラインサロンといったツールは

正に「信用をお金に両替する装置」ですもんね。

 

「作り手」を増やす

これまで僕らは「いかにお客さんを増やすか?」の競争をしてきたけれど、そんなことはしなくてよくて、「作り手」を増やしてしまえばいい。作り手は、そのまま消費者になるから。

これは音楽イベントを長年主催してきた身として、全く同意。

音楽イベントもいかにお客さんを呼ぶかではなくて、

いかに主催者側に巻き込んでしまうかということが重要です。

その為、クラウドファンディング等を活用して、

いかに潜在的な顧客を作り手側に引き込み、

プロジェクトを自分ごととして捉えてもらうことが、

新時代のマーケティング手法として確立してくるのではないでしょうか?

 

絵本を正方形にした理由

主人公の一人である《えんとつ町》の個性と言えば、一にも二にも「煙突だらけ」だ。

その「煙突だらけ」感を演出するには、横長の画面の方が、より多くの煙突が描けて良さそうなものだが、絵本『煙突町のプペル』のページは正方形である。

当然、ここにも広告的な理由がある。

「インスタグラム」だ。

撮影OKの個展しかり、絵本しかり、いかにインスタグラムにアップしてもらうかを考えた。

自分達だけで宣伝するのではなく、読者に宣伝してもらうためだ。

こちらは西野さんが絵本『煙突町のプペル』を販売した時の戦略のお話。

昨今のインスタブームに乗じて、読者に宣伝してもらう為の

さりげない仕掛けが素晴らしいと感じました。

マーケティング担当者であれば誰しも

「消費者のことを徹底的に考えろ」と言われると思いますが、

こうしたマーケティングの基本を徹底して実践できている西野さんは心から尊敬します。

 

『革命のファンファーレ』は現代における広告の教科書、はいかがでしたか?

次々と新たなことに挑戦していく西野さんから、今後も目が離せませんね!

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